◇直面する障害者福祉の2大課題:
 「支援費制度」と「介護保険制度見直し」にも取組む


2002年1月15日(火)に開催された「JDA・全国ネットワーク」の役員会兼
常任理事会では、「JDA原案」の作成という本来の目的以外にも、障害者
が直面している「支援費制度」問題や「介護保険制度見直し」問題にも取
り組むことを決定しております。また、緊急テーマである、障害者団体の活
動に多大なる影響を与える「低料第三種郵便物制度の存続問題」にも取
り組むことにしました。

「支援費制度」問題については、大濱常務理事を中心にして対策を検討す
ることになり、1月27日(日)に、「勉強・検討会」を行いました。
そして、1月29日(火)に開催された厚生労働省の社会保障審議会障害者
部会(京極高宣部会長)で、同部会の委員である妻屋明常務理事(全国脊
髄損傷者連合会・会長)に当会の意向を踏まえて、強く要望をしてもらいま
した。「現行の障害者施策の内容に比べて、絶対後退しないこと」、「むしろ、
2001年に改正されたWHOの“国際生活機能分類(国際障害分類改訂版:
ICF“に準じた、障害者施策の前進を図ること」、さらに「障害者本人の生活自
立のための制度であり、障害者の権利が確保できることを明確にし、そのこ
とが担保できる仕組みをつくること」などを訴えております。

また、「介護保険制度見直し」問題についても、新田常務理事を委員長とし、
堺園子先生を顧問として、「厚生労働大臣向けの要望書(原案)」を、近日
中に作成し、4月には坂口厚生労働大臣に「要望書」を提出することにして
おります。
その中では、現行の介護保険制度では、「高齢者・障害者のQOLに対する
“哲学と理念”が欠落していること」、「障害者に対して、“介護保険制度優先”
としたこと」、「社会的弱者に対して、耐えられないほどの“経済的負担”を負わ
せていること」などを踏まえた「要望書」としてまとめる予定です。

なお、緊急課題の「低料第三種郵便物制度の存続問題」については、
さる2月6日(水)に、片山総務大臣へ
別紙のような「要望書」を提出しております。片山総務大臣からは、「2003年
から郵便事業が国営から公社に変わることから、現在その在り方を検討して
いるところだ」、「皆さんの要望も踏まえて、今後検討していきたい」。
また、「低料第三種郵便物制度を単純に中止するということは、正しくないと
思う」、ただ、「郵便事業が年間250億円の赤字を出していることも事実であ
る」、といっても「社会的に見て必要なものは残さなければならない。国営公
社なんだから(民営化論もあるが…)、それなりの社会的配慮が必要である」、
「目下法案の立案中であり、近く、関係者のご意向を聞く機会を設けたい」と
の発言がありました。


片山総務大臣に「要望書」を提出。(右から二人目・荻野昭二JDA会長)