JDA (障害者差別禁止法)を実現する全国ネットワーク
2005/08/22
既報のとおり、障害者差別禁止法(JDA)を実現する全国ネットワークでは、来る9月衆議院議員選挙にあたり、全政党(5党)に対して「障害者差別禁止法の制定」を“マニフェスト(政権公約)”に盛り込むことを要請しております。その要請後の先週末、5党のマニフェストが出揃いました。
これまで(過去2回)の国政選挙時と同様に、民主党、共産党、社民党の3党が、この課題を請け入れてくれました。自民党は、これまでの姿勢を変えておりません。公明党は、前回の参議院選挙(2004/7)以来、改訂版・政策綱領「マニフェスト123」に、「ユニバーサル社会形成推進法」を掲げており、アメリカのADAに学びつつ、日本の障害者の社会参加を推進しよう、という姿勢を示しております。「障害者差別禁止法の制定」という視点からは不十分ではありますが、一歩前進しているといえます。
今回の各党のマニフェストの中で最も充実しているのは、民主党です。その内容は次のようになっております。
「差別の解消をめざす法律を制定します」の項目のもとに、―。
社会に残っているさまざまな差別を解消するため、すべての障がい者に「完全参加と平等」を保障し、具体的な差別の禁止を規定する「障がい者差別禁止法」、年齢を理由とした就職差別を禁止する「年齢差別禁止法」など差別解消のための法律の制定をめざします。法務省から独立した人権委員会の設置などを盛り込んだ「人権侵害救済法案」を成立させます。
―と、明記されております。
なお、「障害者差別禁止法の制定」にかかわる最近3年間の国政選挙での各党のマニフェスト(政権公約)は、以下のようになっております。
| 最近3年間の国政選挙 | 自民党 | 公明党 | 民主党 | 共産党 | 社民党 |
| 2003年11月(衆議院) | × | × | ○ | ○ | ○ |
| 2004年 7月(参議院) | × | △ | ○ | ○ | ○ |
| 2005年 9月(衆議院) | × | △ | ○ | ○ | ○ |
9月11日の投票結果で、どの政党が政権をとるのか。その結果が、「障害者差別禁止法」の実現を左右することになります。障害当事者また関係者にとって、今回の衆議院議員選挙は、極めて重大な“権利行使”になるわけです。